理事長挨拶

2004年1月、共立病院などを運営する山梨勤労者医療協会の一介護事業所「共立介護福祉センターわかまつ」が前身としてオープン、翌年に社会福祉法人格を取得し、社会福祉法人やまなし勤労者福祉会は誕生しました。以来十数年、地域のみな様のお役に立てるよう歩みを進め、おかげさまで、甲府市・南アルプス市・笛吹市で「わかまつ」「たから」「いけだ」「ももその」「いさわ」の5センター・22事業を展開するまでになりました。

介護が必要になっても、認知症になっても、また複合的な持病を抱えていても、天寿を全うされるまで、その人らしい暮らしを支え続けることを大切にし、共立病院・診療所や地域の医療機関の先生方・スタッフと連携し、誰も置き去りにしない無差別・平等の地域包括ケアの一翼を担ってまいります。特に、独居や老々世帯等でも住み慣れた場所での暮らしを諦めなくていいように、今後とも定期巡回や小規模多機能・看護小規模多機能といった地域密着型事業の運営にも力を入れていきたいと考えています。

日頃から、介護福祉士をはじめとする介護職、看護師、リハビリ専門職など多くの職員が、互いの専門性を生かし、職種の垣根なく、ひとりひとりを大切にしたケアを展開しています。若い職員からベテランまで、若手・中堅管理者を要に、多世代の職員が協力し合っています。医師、歯科医師、歯科衛生士らの協力も得て、今後とも、多職種協働で質の高いケアを提供し、地域のみなさまに貢献するとともに、働く職員にとってもやりがいを実感できる事業運営を大切にしていきます。

また、各センターでは地域自治会をはじめ地元の方々との共同の取り組みを重視し、引き続き安心して住み続けられるまちづくりにも微力を尽くしてまいります。
これからも地域のニードに応え介護事業を展開し、地域のまちづくりにも貢献するとともに、今後は、障がい福祉や児童福祉などの分野でも社会福祉法人として求められる役割を果たせるよう研鑽に努めてまいる所存です。

やまなし勤労者福祉会
理事長 平田 理