利用者様の「食べたい」に最期まで寄り添うために、日々勉強しています

施設名:特別養護老人ホームいけだの里

職種:管理栄養士

氏名:深沢 梨夏

入職年月日:2022年入職

入職したきっかけはなんですか?

幼少期から祖父母や地域のお年寄りと触れ合う機会が多かったことから、自然と高齢者を支える仕事に就きたいと考えるようになりました。就職活動が中々上手くいかず、落ち込んでいた時にこの法人と出会いました。職場全体の雰囲気が良く、アットホームな環境がとても魅力的でした。また、見学を通してこの法人の理念である「生きる力を支える介護」を身をもって体感し、私もこの法人の一員になりたいと思い入職を決めました。

現在の仕事について教えてください。

特別養護老人ホームいけだの里で管理栄養士として働いています。最期まで安全に口から食べられるよう入居者一人ひとりに合った食支援を目指し、日々の業務を行っています。日々のお食事を、その人に合った大きさ・形態に工夫します。また、嚥下に課題があれば、食事の際の姿勢や一口の量を検討したり、食事にとろみをつけたりと、安全に食事を召し上がっていただけるように工夫しています。
いけだの里では、月に1回ミールラウンドを行っています。ミールラウンドでは、多職種(歯科医師、歯科衛生士、看護、介護、栄養士)で食事場面を観察し、実際の食事の摂取状況から咀嚼能力・口腔機能・嚥下機能・姿勢などに関して評価をします。課題がある場合は適切な食事の支援方法等を検討し、日々のケアに導入できるような働きかけを行っています。また、季節のイベントやレク・誕生日会の際には、おやつを作って提供しています。

仕事のやりがいは何ですか?また、印象的なエピソードや苦労したことを教えてください。

入居者様から笑顔で「美味しいよ~」と言っていただけた時にはとてもやりがいを感じます。施設には認知症や様々な病気を持つ方が多くいらっしゃいます。その方々に一人でも多く食べる喜びを感じていただけるような食事レクやおやつを今後も提供していきたいです。
また、食事の工夫次第で体調が回復されたり、栄養状態が安定された時にも栄養士としてのやりがいを感じます。それまで食べられていなかった方が、食形態を見直し少し工夫することで食べられるようになったり、そのような成果が目に見えたときはとても嬉しく感じます。

当面の目標や将来の夢(仕事上・プライベート)を教えてください。

栄養士として「食べる」ことからしか支援はできませんが、「食べたい」はその方の人生の最期まで残る欲求ではないかと考えています。研修や現場を通して、最期まで食べたいものを口から安全に食べられる支援ができるよう、今後も勉強し続けていきたいです。そして、一人でも多くその方らしい最期が迎えられるようなお手伝いができたらいいなと思います。

やまなし勤労者福祉会で働くことを検討している方へメッセージをお願いします。

就職活動を始めるにあたり、最初は誰もが不安を抱えていると思います。職場を見学したり、話を聞くことでイメージが湧きやすくなると思います。ゆっくり自分と向き合いながらここで働きたいと思える職場に出会えるように頑張って下さい。時には息抜きも必要です。
やまなし勤労者福祉会では、若手職員の研修制度やスキルアップできる場が充実しており、日々やりがいを感じられる職場です。介護施設に興味がある方、お待ちしております!