やまなし勤労者福祉会 学習会報告~「ヒヤリハットの重要性」を学びました!~

2022年10月6日、介護安全員会主催の学習会を開催しました。
各事業所の介護安全委員、職場の管理者やリーダー層が参加し、「ヒヤリハットの重要性」について学びました。

介護安全委員会とは

やまなし勤労者福祉会には、サービスの質の向上や地域とのつながりの強化などに取り組むための委員会があります。

そのなかでも、介護の質の向上のため、安全面の分析・対策に取り組んでいるのが、「介護安全委員会」です。
介護安全委員会では、毎月、各職場であがった「ヒヤリハット」などについて検討し、事故防止のための対策を練っています。
また、議題にあがった「ヒヤリハット」と似た事例についての学習などにも取り組んでいます。

「各職場のヒヤリハット」を、「法人全体の課題」として検討する…それが介護安全委員会なのです。

今回の学習会では、そんな介護安全委員会の職員が講師となり、「ヒヤリハットの重要性」について学びました。

 

「ヒヤリハット」とは

「ヒヤリハット」とは、重大な事故や災害には至らないものの、それらに直結してもおかしくはない事例のことを言います。
思いがけない出来事に「ヒヤリ」としたり、「ハッと」したりすることから、「ヒヤリハット」と呼ばれているそうです。

例えば皆さんは、こんな経験、ありませんか?
雪が積もった日のお買い物。両手に荷物を持って歩いて、雪が凍っている場所で足を滑らせ、転びそうになって「ヒヤリ」とする…。

「転ぶ」という事故は起きなかったものの、「危うく転ぶところだった」という状態にはなった。
介護の現場でなくとも、日常生活のちょっとした場面で起こりうる、「危うく●●だった」という出来事。
簡単に言うと、こうした事例を「ヒヤリハット」として扱います。

先にあげた、雪が積もった日のお買い物の例であれば、「両手がふさがっているから危ないんだよね、両手をあけられるように、リュックサックに荷物を詰めればよかったのかな?」など、「ヒヤリハット」について、今後どうしたら安全に行動できるかを考える…これが事故を防ぐうえで大切なことなのです。

安全に、安心して利用していただける事業所であり続けるために

私たちの仕事は、利用者さんの生活を支えること。
利用者さんが危険な目に遭うのを未然に防ぐため、「これって危ないよね?」「この配置は変えたほうが良いかも…!」と、職員たちが自ら気づいて職場で共有し、対策を考えることができるようになるために、今回は「ヒヤリハットの重要性」について学びました。

今回の学習会に参加した職場の管理者やリーダー層たちが、それぞれの職場で「ヒヤリハットの重要性」を広めていきます。

安全に、安心して利用していただける事業所であり続けるために、やまなし勤労者福祉会ではこれからもさまざまな学習会を継続していきます!

介護安全委員会のほかにも、やまなし勤労者福祉会にはたくさんの委員会があります。
次はどの委員会の活動報告ブログが更新されるのか…お楽しみに