2022年度 キャリアⅠ研修1年目後期集合研修「認知症セミナー」を行いました!

2022年度入職1年目職員さんの後期集合研修を行いました。
入職してから半年の月日が経ち、各々の現場で頑張ってきた皆さんの顔つきはキリッと引き締まり、社会人としての輝きに満ち溢れていました。

そして、今回の研修は珍しく、共立介護福祉センターももそので行われました!
みんな新鮮な気持ちで参加できたのではないでしょうか。

前回の研修に続き、今回も対面の集合形式での研修でしたが、感染症対策を徹底して行いました。

学習その① 動画で学ぶ「ユマニチュード」

今回の研修では全日本民医連主催の「認知症セミナー~ユマニチュード~」の視聴学習を行いました。

「ユマニチュード」は、認知症のケアのひとつで、1979年にフランスで生み出されました。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つを柱に、「あなたのことを大切に思っています」という気持ちを、言語または非言語のコミュニケーションで伝えることを重視し、ケアに取り組むというものです。
学んでいくと奥が深いこのケアの方法ですが、現場で働く職員さんたちが日々実践していることなのだと、1年目の職員さんたちも気づいてくれたのではないでしょうか。

学習その② 事例で学ぶ「認知症ケア」

今回の研修は、動画学習だけでは終わりません!
共立介護福祉センターわかまつ グループホームわがやの小林所長が「その人らしさを最期まで」という実践報告を行い、介護の現場でいま、実際に行われているケアについて学びました。

「在宅を知り、生活歴を知り、正確を知り、利用者さんひとりひとりと関わっている。利用者さんは認知症の人ではなく、生きてきた過程で認知症になってしまっただけのこと」という所長のことばには、ユマニチュードの考え方、そして福祉会の理念が詰まっていました。
文字にすれば100文字にも満たないそのひとことに詰まった深い想いは、研修に参加した皆さんの心にしっかりと刻まれたことでしょう。

学習その③ グループワークで学ぶ「認知症ケア」

「ユマニチュード」や「認知症ケア」について学んだ後は、認知症介護の事例をもとにしたグループワークを行いました。
グループワークでは、1年目の職員さんが実際に経験した事例を持ち寄って話し合いました。

半年間の自分の経験を振り返る良い機会となり、参加した職員さんは、「利用者様とのかかわりで “見る・話す・触れる・立つ”ことが大切なのだと、ユマニチュードから改めて学びました」と感想を語ってくれました。

グループワークでは他者の発表を聞きながら「あるある!」と共感を伝えあい、意見交換や助言で認知症についての考えを深め合っていました。
久しぶりに会った仲間と互いの成長を確認し合い、新たな刺激が明日へのモチベーションに繋がる…そんな素敵な研修となったようです

🔍前回行われた、2022年度 キャリアⅠ研修 入職1年目集合研修「入浴セミナー」の記事もぜひご覧ください🔍

やまなし勤労者福祉会 2022年度 キャリアⅠ研修 入職1年目集合研修「入浴セミナー」を行いました♪