みなさん、こんにちはももそのセンター事務の鶴田です。
先日、ももそのセンター合同職場会議で、巨摩共立歯科診療所の長島先生を講師に『摂食嚥下学習会』を行いました。
摂食嚥下とは??
食べることを『摂食』、口の中のものを飲み込み、胃に送るまでを『嚥下』といいます。なので、摂食嚥下とは、『飲食物を認識し、口に運び、取り込んで咀嚼して飲み込むまで』のことを意味します
摂食嚥下障害の原因とは?
長島先生より、摂食嚥下のメカニズムや、摂食嚥下障害になる原因について学びました。
口腔や咽頭の器質的原因や、神経や筋肉の機能的原因、認知症やうつ病など心理的原因、加齢に伴う機能低下など、様々な原因があることが分かりました!
環境の調整と介助について
まずは、食事に集中できる環境を整えるために、いい姿勢を意識する、食べやすく工夫する、少量ずつゆっくり食べる、食べる順番を工夫するなど、環境の調整を行うことが大切です
食事介助を行う時は、同じ目線で、一口量を口に運び、飲み込みを確認してから次の一口を!!複数回嚥下の促しを行いましょう
日々の食事介助を行う職員も、真剣に聞き入っています!
実際に内視鏡を入れて飲み込みの確認
実際に、鼻から内視鏡を入れて飲み込みの確認も行いました。
モデルはデイサービスの橘田所長です麺を食べて確認していきます。
麺をすすり、飲み込むまでの様子をカメラで確認しました!
麺類は、すする、咀嚼するなど、飲み込みまでの時間が長く、嚥下の難しさが分かりました。
職員も食べて確認
準備していただいた、嚥下が困難な方用のゼリーを職員も実際に食べてみました。
なめらかさや飲み込みやすさ、食べやすさなど食感を確認しました!
学習会の感想は・・
職員からは、利用者さんが長く安全に口から食べられるように、専門職として知識や技術を身に付けていきたい、口腔内を見る機会は少ないので、実際に内視鏡で見ることで理解が深まったなんて感想も聞かれました。
利用者さんが、最期まで口から美味しい食事を食べられるよう、これからも学びを深めていきたいと思います。
貴重な学習会をありがとうございました