みなさんこんにちは。
やまなし勤労者福祉会 事務の小松です。
やまなし勤労者福祉会の「反核・平和企画」の取り組みをご紹介します。
10月18日(金)、13:30~17:30、「2024年反核平和委員会 平和フィールドワーク~ロタコ(御勅使河原秘匿飛行場)訪問~」を開催しました。
当法人の反核平和委員11名で、南アルプス市の戦跡(ロタコ)巡りをしました。
案内人として、南アルプス市教育委員会 文化財課の斎藤秀樹氏をお招きしました。
フィールドワークの様子を前編・後編に分けお届けします。
※「ロタコ」とは、太平洋戦争末期、旧日本軍が現南アルプス市につくった秘密の飛行場の暗号名です。
詳しくは、「ロタコ 山梨」と ぜひ検索ください!
ロタコについて学ぶ~座学・現地見学編~
戦跡巡りの前に、まずは文化財課の斎藤氏より1時間の講義を受けました。
はじめに、
戦争がどのように始まったか、戦争中の人々の生活について
たくさんの資料や写真をつかって、分かりやすく講義して下さいました。
参加者からは、
「雑誌『アサヒグラフ』の資料は戦争に突き進む様子が伝わった」
「当時は(情報統制や軍国教育の影響で)徴兵される=死ぬことと思わなかったのに驚いた」
などの感想が聞かれました。
0
ロタコ建設工事には、南アルプス市域だけでなく近隣地域からも1日3,000人が集められ、近い遠いにかかわらず朝7時に集合し夕方5時まで土地を平坦にする作業が行われました。
また、子どもたちも米軍から滑走路を隠すため、松葉を撒いたり大豆を植えるなどの勤労奉仕を行わなければなりませんでした。
参加職員からは、
「地元住民だがロタコの存在を初めて知った」
「跡地は送迎でも通るので見方が変わった」
という声が聞かれました。
前編はここまでです。
後編では戦争体験をお聞きした様子をお伝えします。