川嶋みどり先生が講師 コロナ禍の今、平和と人権を考える ―尊厳ある生を支援するために― 山梨民医連主催 全職員学習会

今期、山梨民医連全職員研修会が6月2日、川嶋みどり先生を講師にWEBでの学習会を開催しました。

川嶋みどり先生講演チラシ

 

医療の中でも看護職の職員は川嶋先生の講義は数多く受講していますが、当法人は介護職が多く川嶋先生の講義を初めて聞かせていただく職員が大半でした。

今回は多職種(リハビリ・栄養士・介護職・ソーシャルワーカー・事務など)の自分自身の立場に置き換えて受講しました。

 

講義内容は、心に響くことばかり・・・

史実と体験から戦争を語る
平和は人間の尊厳のよりどころ
9条を守り抜くことは生命と尊厳を守る医療従事者の責務

平和がいかに大切か、戦争からは何も生まれない。
平和でなければ人間の尊厳は守れない。
自分が自分らしく生きるためには。
平和の原点はケアの原点。

講義の最後には「平和への希求」の詩を紹介して頂き、心が揺さぶられました。
感動で涙😢する職員も・・・。
私たちにできること、・・・しなければいけないことは「学び・知り・広げ・要求しよう

胸が熱くなる川嶋先生の講義を忘れずに、日常のケアに向き合っていきたいと思います。

職員からたくさんの感想が聞かれました

ケアは一方通行ではない。ケアは平和でなければできない。コロナであっても触れないとできない介護や看護。改めて私たちはその現場で働いているので、利用者さんに寄り添い、尊厳を守った関りを実践していきたいと思う。

平和を守るために9条を守り抜く必要がある!
私たちは命を守る仕事をしているので反する戦争に反対していく。
本日の話は心に響いた。人と人と心と心をつなぐことが私たちの仕事の大切な事と考えさせられた。

学べる機会があり、学ぶことが必要だと感じられることは恵まれていると思う。命の大切さが薄れている現在はいかに知る機会を作れるか考えなくてはならない

本来人間の行動は非効率的の言葉に浮かくうなずいてしまいました。尊厳を守るという事は個別性を大切にするという事は非効率にもきちんと向き合うことだと思います。
他にも心にしみるキーワードをたくさんいただきました。

人間として生きる権利として憲法で守られている。その権利が脅かされている日本にならないように、自分で出来ることは何か、看護として日々目の前の利用者、仲間に気を配りたいと思う。
「看護師はケアの専門家であるが、ケアは看護師の独占物ではない」に心打たれた。それぞれの専門での「ケア」がありそれを探求していく事が大切であり必要であると思った。ケアは相互作用であり一方通行であってはならない。1つ1つのケアに「これでよいか」と方法やアウトカム、相手の思いなどを考えながら実践していきたい。