やまなし勤労者福祉会の2023年度入職者研修の様子をお伝えするブログ、今回は、「基本ケア 前編」です。
「基本ケア」とは
やまなし勤労者福祉会の会議や研修の場では「基本ケア」ということばをよく見聞きします。
この「基本ケア」とは、当法人の全ての事業所における、支援の羅針盤です。
利用者様ご本人を人生の主人公として、生活に丁寧に働きかける。そんな生活づくりや関係づくりを大切にするため、そして残された力や隠された力を最大限に活かし、自分らしく生きることを「あきらめない」「あきらめさせない」ことを実現するため、基本の介護技術をはじめ、「食べる」「座る」「最期まで自分らしく生きる」など7つの項目を「基本ケア」と定め、職員みんなで学習しています。
基本ケア①「座ることは生活の基本」
基本ケアでは、日常生活の中での生活動作が、生活の中で一番のリハビリと考えています。生活動作の基本は正しく座るということ。「座る」「立つ」ことをケアのひとつとして考え、その大切さを学びました。
基本ケア②「食べたい気持ちを支える」
みなさんは、「好きな食べ物を口から食べることができない」生活、想像できますか?
多くの方は、「好きなものを美味しく食べたい!」と思うのではないでしょうか。
しかし、食べたい気持ちがどんなに強くても、体の機能の低下とともに食べる力が落ちてくると、「好きなものを美味しく、口から食べる」ことが危険な場合があります。
安全に食べることを継続するにはどうしたら良いか、介護・看護・管理栄養士のそれぞれの視点から学びました。
基本ケア⓷「トイレで排泄する」
病気や障害を抱えても、人は最期まで「トイレで排泄したい」と思います。
「排泄」という行為は羞恥心に大きく関係がするため、配慮が必要です。
利用者様の心理面や隠された想いに寄り添うことの大切さを学びました。
次回の入職者研修ブログは、「基本ケア 後編」です!
お楽しみに♪