【追加学習編】やまなし勤労者福祉会2024年度入職者研修~高齢者疑似体験~

2024年5月12日、やまなし勤労者福祉会では、2024年度の新入職員を対象とした研修を行いました。
今回の研修では、当法人の介護職員を講師に、高齢者疑似体験(通称「うらしま太郎体験」)に挑戦しました。
日ごろ私たちが自然にできている動作も、高齢者にとってはこんなにも大変なんて…と初めて気づくことがたくさんの研修となりました。

高齢者疑似体験の装備とは!?

ブログを読んでいる皆さんも、学校や職場で高齢者疑似体験をしたことはありますでしょうか。
まずは、高齢者疑似体験の装備をご紹介します!

階段の昇り降りをします

膝が曲がらず重さも感じて、1段1段ゆっくりゆっくり足を出さないと転びそうで怖いです。
また、生活の中では、お風呂も段差が多い場所のひとつですよね。
今回は、お風呂に入る動作も体験。
ここでも、「転びそうで怖い」ということを実感しました。

車に乗ります

足が重くてなかなかうまく上がりません。
座席に座るのにもつい「よっこらしょ」と声が出てしまいました。

雑誌を見ます

白内障になると全体がぼやけますし、色もわかりづらくなります。
雑誌を読もうにも段々と疲れてしまい、「もういいや」と途中で本を閉じてしまいます。
雑誌を最後まで読むことはできませんでした。

今回の研修で学んだこと

体験を通じて、高齢者には様々な困難があることを知りました。
しかし、私たちはできないことにだけ目を向けるのではありません。
様々な困難がある中で、何ができ、どんなケアが必要なのか、利用者様の生活を一緒に支えるために何が必要なのかを考えることを、私たちは大切にしています。

今回の研修に参加した新入職員からは、「こういう時はこうして介助してみよう」「こんな方法ならできるかもね」「ここに支えがあると安心だね」と新たな発見がたくさん飛び交っていました。

今回の研修での学びを実践に活かしていきたいと思います!!