2024年5月17日より、やまなし勤労者福祉会では、「全職員によるハラスメント防止ワークショップ」を開始しました。
このワークショップは複数回に日程を分けて開催し、全職員が受講します。
2020年にパワハラ防止法施行となったことから、組織的な取り組みの一つとしてハラスメントに関する研修・学習に取り組んでいます。
講師はいつもお世話になっている、HRDサポートの樋口しのぶ先生です。
樋口先生のご紹介は、こちらの記事をご覧ください!!
「ハラスメント」って何だっけ?まずは前回の研修の復習から!
当法人では、2023年度に「ハラスメントに関する職員アンケート」を実施しました。
今回の「全職員によるハラスメント防止ワークショップ」では、アンケートの回答内容をアレンジした事例についてグループで話し合い、「ハラスメント」について考えました。
ワークショップに入る前に、まずは2023年度全職員研修会「ハラスメント防止研修」で学んだことを復習。
ハラスメントについての基本的な考え方をおさらいしました。
2023年度全職員研修会「ハラスメント防止研修」の様子はこちらをご覧ください
やまなし勤労者福祉会 2023年度全職員研修会 ハラスメント防止研修を実施しました
こんな場面に遭遇したら、どう思う?事例検討に挑戦!
今回の「ワークショップ」は、講師から知識を得る「研修」とは異なり、あるテーマについて意見を出し合うことで新しい視点・考え方を広げることが目的。
講師が用意した5つの事例について、「ハラスメントかどうか」を判定するのではなく、「こんな場面に遭遇したら、どう感じるか」について、グループで話し合いました。
いつもの「研修」とは異なり、正解のないことについて話し合うのは難しい、と思いきや…。
同じ事例について検討をしても、例えば管理職がいるグループでは「職場運営」の視点からの意見が出ました。
また、看護職がいるグループでは「なぜそんな状況になったのか」と原因を探る視点、ソーシャルワーカーや介護職がいるグループでは「この人はどういう心身の状態なのだろうか」とその人の状況を探る視点から意見が出るなど、職種や役割の特性を見てとることができ、新たな発見が盛りだくさんの面白いワークショップでした。
学んだことを活かし、心理的安全性の確保に努めます!
2023年度全職員研修会「ハラスメント防止研修」のなかで、ハラスメントを未然に防止するためには、日ごろから職場での適切なコミュニケーションをとることが大切だと、講師からコメントを受けた私たち…。
今回のワークショップでは、その言葉の意味を実感する場面がたくさんありました。
ハラスメントに関する組織的な危機管理上の仕組みを整えるのと同時に、職員全員がハラスメントを正しく理解し、ハラスメント防止の必要性を十分に認識できるよう、引き続き学習の機会を設けるなど、職場の心理的安全性の確保に努めてまいります。