やまなし勤労者福祉会 共立介護福祉センターいけだ 統括センター長 花輪啓子が「第6回未来のいしずえ賞」を受賞しました。
「未来のいしずえ賞」とは
「未来のいしずえ賞」は、未来に向かって豊かな社会の礎を築くために目標に向け強い意志をもって活動し、人知れず努力を重ね、貢献した方々の功績を讃える国際賞です。
「第6回未来のいしずえ賞」では、長引くコロナ禍で、度重なる医療崩壊の瀬戸際を、その都度陰で支え続けてきた看護師の方々、その教育に貢献された方、コロナ禍で沈む日本人の心を奮い立たせ、世界的に活躍した方に対して贈られました。
「度重なる医療崩壊の瀬戸際を、その都度支え続けてきた看護師の方々、その教育に貢献された方」には、医療機関のほか、訪問看護や福祉関連施設などで働く方も含まれています。
やまなし勤労者福祉会 花輪啓子の取り組み
当法人の花輪は、介護保険制定前から在宅医療に取り組み、住民の声を反映させた地域包括ケアシステムを推進。山梨県全体の在宅療養介護の推進と人材育成に大きく貢献したことが認められ、「未来のいしずえ賞」をいただきました。
花輪の取り組みは当法人の職員へと受け継がれ、各事業所のサービスや各職種の実習生への指導など、さまざまな場面で実践されています。
※授賞式は、2023年3月28日に開催されました。
花輪より一言
この度は素晴らしい賞をいただき心から感謝申し上げます。
看護師人生のほとんどを、在宅を支えることに費やしてきたように思います。最期まで慣れ親しんだ自宅で暮らし続けたい、でも家族の事を思うと断念せざるを得ない…訪問看護師として無力感を覚えることもありました。
平成27年には、「看護小規模多機能型居宅介護」や「定期巡回随時対応型訪問介護看護」という介護事業の立ち上げに関わり、最期まで家で暮らし続けることができるような地域をつくりたいと思い、今はその普及活動をしているところです。
ここ数年、新型コロナ感染症が猛威を振るいました。特に2022年の第7波・第8波では多くの施設でクラスターが起き、感染者が施設や在宅で療養することが当たり前になりました。その療養を支えたのは訪問看護師や施設看護師たちでした。新型コロナ感染後、体力が戻らず寝たきりになった方、人生の終末を迎える方もおられました。訪問看護師や施設看護師たちがコロナ後の生活の再建を支え、終末に寄り添い続けたことは言うまでもありません。今回の受賞を訪問看護や施設看護の仲間たちと分かち合いたいと思います。
名誉ある賞をいただけましたこと心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
末筆ではございますが、一般財団法人 KODAMA国際教育財団理事長 児玉 圭司様、未来のいしずえ賞実行委員会委員長 コシノジュンコ(デザイナー)様をはじめ「未来のいしずえ賞」の運営にかかわる全ての皆様と、花輪の取り組みを取り上げ推薦していただきました、公益社団法人日本看護協会会長 福井トシ子様、公益社団法人山梨県看護協会会長 佐藤悦子様に改めて感謝申し上げます。