やまなし勤労者福祉会2023年度中堅研修が始まりました!

やまなし勤労者福祉会では毎年、中堅職員研修を行っています。
2023年度も樋口しのぶ先生を講師にお招きし、中堅職員に必要な力について、全4回の講義で学びます。

今回は、2023年度最初の中堅研修の様子をお届けします。
※このブログは、実際に中堅研修に参加した職員が書いています。

中堅職員に必要なキャリアデザインを考える

今年度の中堅研修の大きなテーマは、「中堅職員のキャリアデザイン」です。
初回の講義では、「キャリアとは?」というところから、参加した職員みんなで考えました。

グループワークの中では、「キャリア=働くうえでの知識、経験、経歴」といった声が多くあがりました。

実は、この「キャリア」という言葉には、「人の経歴や生涯も含む意味」をもっているとのこと。
この講義においての「キャリア」は、「その人の人生そのもの」のことを指すと定義しました。

VUCA時代を生き抜く!不安定な時代で成長していくためには?

VCUA時代とは、不安定で不確実、複雑な時代のことを表します。
この、「VUCA」とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉。

新型コロナウイルスの流行で「日常」が大きく変わったり、台風が想像以上に大きな水害に発展したりと、現代は「まさか!?」と思うことが次々と起こる時代です。

そんな、不確実な時代だからこそ大切にしたい5つの力(=この時代に成長する人や組織の必須条件)について、今回の講義で学びました。

講義の中では、VUCA時代に成長する「人」の必須条件として5つの項目があげられ、「自分に一番足りないものは何か」というテーマでグループワークをしました。

参加した職員は皆、「自分にはどれも足りないんだけれど…」と前置きをしながらも、思い思いの意見を述べていました。

グループワークでは、「他者の意見からの発見」に驚く感想も多くあがりました。
「自分に一番足りないものは何か」という問いに対して、複数の職員が同じ項目を選ぶ場面もありました。
しかし、同じ項目を選んでも、その理由は人それぞれ少しずつ違ったり、時には真逆だったり…。

そうした個々の意見を否定するのではなく、傾聴し、共感し、深掘りする職員の姿が印象的でした。
傾聴や共感は、職業柄得意なことなのかもしれませんが、それが自然にできるのは、やっぱりすごいこと!
これからも大切にし、伸ばしていきたい力ですね。

今回の講義を受けて…

今回の講義では、「キャリア」について参加者みんなで考え、成長するために必要な力、自分が身につけたい力について意見を出し合いました。
そして、それらをふまえ、次回の講義までの目標を立てました。

私の目標は…「よく聴く・たくさんチャレンジする」ことです。

今回の研修は、職場異動後最初の研修という人も多く、数か月前までいた職場の人との再会を喜ぶ姿も見られました。(私もその一人です
いくつになっても、慣れない環境には緊張しますし、気心の知れた仲間との再会は嬉しいものです。
しかし、中堅という立ち位置だからこそ、変化を恐れず、新しいことに挑戦するのを楽しむ姿を後輩たちに見せながら、時には後輩から新しいことを学びながら、次世代を担う若者たちと一緒に成長していきたいと改めて思いました。

次回の研修は6月末!
樋口先生、引き続きよろしくお願いいたします!!